カローラ 5A-FE エンジン掛からない 89661-1A440 ECU修理

カローラ 5A-FE エンジン掛からない 89661-1A440 ECU修理
修理依頼を頂いたエンジンコンピューター

今回は整備工場様の代車として使用中のカローラ

 

ご年配のお客様が新型車の操作に抵抗があるため、どうしても残しておきたい車両とのこと。

 

症状としては火が飛ばないそうです。

 

部品商さん伝いにご依頼です。他社への依頼も検討されたそうですが、金額が高く近場で修理が出来ないか探されていたようです。

カローラ 5A-FE エンジン掛からない 89661-1A440 ECU修理
内部を確認するとコンデンサの液漏れを発見です

内部の状態は、お決まりのコンデンサ液漏れ。

 

この部分は漏れが多いですね、症状としては中度。

カローラ 5A-FE エンジン掛からない 89661-1A440 ECU修理

こちらは軽度の漏れです

カローラ 5A-FE エンジン掛からない 89661-1A440 ECU修理
液漏れによる腐食が進んでいます

中度の部分のコンデンサを外して洗浄したところ

 

パターンの浸食が進んでいます。

カローラ 5A-FE エンジン掛からない 89661-1A440 ECU修理
腐食によりパターンが失われています

顕微鏡で拡大すると赤丸部でパターンが断線しています。

 

上のスルーホールもかなり食われていますが、断線はしていません。

カローラ 5A-FE エンジン掛からない 89661-1A440 ECU修理
銅線を使ってパターンを継ぎます

断線したパターンを銅線を使って復元しました。

 

 

カローラ 5A-FE エンジン掛からない 89661-1A440 ECU修理
コンデンサは全数交換 フラックスを洗浄し コーティングします

その後全てのコンデンサを交換し、基板を綺麗にしてコーティングをして完成です。

 

無事エンジン始動したとのことと安く済んだとお喜び頂きました。

 

この度はご依頼ありがとうございました。