今回はホンダ オデッセイのインターナビ ディスプレイ部の時計表示不良の修理です。
この症状はディスプレイの画面が真っ黒になったり、真っ白になったりする症状と関連して起こります。
現在の症状ですが、ご覧の通りサブディスプレイが暗くて良く確認出来ません。
ディスプレイ部を外して、内部基板の修理が必要です。
こちらのモニターはパイオニア製なのですが、以前にサービスセンターで修理をした形跡があります。
分解して基板を取り出しました。
一番症状を起こすのがこちらの電源基板。
要注意箇所を点検していきます。
怪しいですね・・・
わかりますか?
端子周囲にクラックが見受けられます。
主原因を発見です。
さて、この画像のどこでしょう。
中央の300Ωの抵抗です。
プローブで軽く持ち上げてやるとご覧の通り。
半田が割れ、縁が切れております。
修正箇所はこのほか多数、基本的に全ての端子を修正します。
非常に手間の掛かる作業です。
最初の端子部の修正後
抵抗部の修正後です。
当社ではトラブルの多い鉛フリー半田は使用せず、信頼製の高い共晶半田を使用して修理を行っています。
修正作業が終わった基板を組み上げていきます。
車両へ組み付け、画像の様に無事に点灯するようになりました。
こちらの症状ですが、RBのオデッセイのインターナビに非常に多く見られる現象です。
中古品に交換しても、同じような症状が出る可能性が高いです。
メーカーでの修理は4,5万は掛かってしまうようなので費用を抑えたいという場合一度ご相談下さい。
この度はご依頼ありがとうございました。