本日は、以前にも別件のご依頼を頂いた遠方の整備工場様よりシボレーアストロのABSユニットの修理が出来ないかとのご相談を受け、送っていただきました。
当社では実績がありませんが、当社を頼っていただけるのは光栄ですので、お受けいたします。
送料は掛かりますが、基本的にお断りすることはありません、必ず拝見させていただき、その都度修理の可否やリスク、金額等ご相談させて頂きます。
アルミの放熱部を外して点検していきます。
内部を点検していくと、早速定番の半田クラックを発見いたしました。
こちらの端子にも半田クラックが有ります。
定番の故障ではありますが、修理の方法で再発のリスクが大きく異なります。
間違っても半田ごてを当ててお終い、という修正をしてはいけません。
こちらのABSユニットは基板にソレノイドのコイルが固定されておりました。
しかも、コイルの半田ホールがごそごそ・・・
固定時に位置ズレの不安が・・・
こんなことなら、バルブボディーごと送っていただけば良かったと、少し後悔したのはヒミツ
さて、この基板にはFET等と合わせてリレーが使用されています、動作的には問題ありませんが、消耗品ですので、交換いたします。
用意した新品との比較、現品に変形が見られますが熱による物でしょうか・・・
画像が飛んでしまいましたが、部品交換と半田の全数修正がかんりょうしてフレームに基板を取付いたしました。
コイルの位置にも気をつけて、組み上げました。
アルミカバーをシリコングリスで放熱対策して組みます。
こちらのユニットを返送いたしまして、無事に取付と正常動作の確認を頂きました。
この度はご依頼ありがとうございました。