今回は キャラバン E25の水温計が上がったままという症状の修理をご依頼頂きました。
先日、同様に燃料計が上がったままというメーターを修理させて頂きましたが、どちらも原因が同じ部分にあるのです。
しかもこの症状、同年代のステージアやエルグランド等でも起こったりします。
特にキャラバンは頻発車種ですね、台数も多いですし振動も大きいので・・・
それでは基板を取り出して確認してみましょう。
2019/01/31 追記 オルターネーターチャージしない
チャージランプ回路の異常による、発電不良が発生するメーターを確認しました。
当社では全ての端子を修正していますので、ご安心下さい。
画像の抵抗ですが、プローブをあて少し力を入れると持ち上がってしまいます。
半田にクラックが発生して完全に縁が切れています。
燃料計の修理のブログをご覧いただいた方であればお気付きになりましたか?
そう、実はどの抵抗に症状が起きるかで、不具合の出るメーターが変わるのです。
以前と作業は同じになりますので端折りました。
ただ、今後そのほかの不具合発生の可能性が有りますので、当社では基板全ての半田を修正させて頂きます。
全体的にクラックが多く、この部分が特別早く症状が出るだけで、他の部位も同じようにならない保証はありませんから。
基板を組付け、試験をしてみます。
水温計が振り切ることも無く、センサーの入力にしたがってしっかり上下いたします。
ブログでも何度か書いていましたが、全くの個人的こだわりで、メーターのクリアパネルは基本的にポリッシュして組み上げています。
もちろん、サービスでしているので度合いには限界がありますが・・・
やっぱり修理完成品は綺麗な方が気持ちいい。
きっとお客様も気持ちいいでしょう・・・
自己満足です、お客様に喜んで頂くために。
綺麗になったパネルを組付け
最終動作チェックを終えたメーターをお客様の元へと返送いたします。
お客様にも喜んで頂けました。
この度はご依頼ありがとうございました。