本日は、先日ブログに掲載したギブリの記事をご覧頂いたお客様より Maserati GhibliⅡ後期のエアコンコントロールパネルの修理をご依頼いただきました。
こちらのパネルは QuattroporteⅣも同じ物を使用しているとの事です。
フェイスのデザインが若干変更されていますが、先日修理させて頂いた前期型と内部の基板はほぼ同じ物のようです。
ということは、弱い部分も同じ・・・
前回と同じICを単体で試験してみます。
画像左下から1ch、右下が2ch、右上が3ch、左上4chとなっていますが、2,3chがHi出力が出て来ません。
もう一つのICもテストしましたが、全く同様の症状でした。
前回のICはLoのままでしたので、故障モードは違うようですが、やはりこのICが鬼門のようです。
2つとも新品に交換いたしました。
半田の状態も経年により疲労が蓄積している箇所が散見されます。
こちらも全数修正をさせて頂きました。
今回はできる限り万全にしたいとのご要望で、若干接触が怪しくなっていたフェイスパネルのスイッチも交換いたしました。
必要な接点容量が少ないので国産高信頼メーカーの金メッキ接点タイプに交換しました。
その他、トランジスタが1つ基準値ギリギリまで弱っていたので、トランジスタをすべて交換。電解コンデンサは消耗品なのでこちらも全数交換しました。
その他、トランジスタが1つ基準値ギリギリまで弱っていたので、トランジスタをすべて交換。電解コンデンサは消耗品なのでこちらも全数交換しました。