今回はランドクルーザー 70系に多い症状で、O/Dランプが点滅するという症状です。
走行距離が15万キロ以上で、自己診断で車速センサー不良のコードが出力される場合、メーターが原因の可能性が高くなります。
ワイヤー式スピードメーターに車速センサーが内蔵されております。
こちらのメーターにはリードスイッチが内蔵されており、長年の動作や、ナビゲーション等の負荷の追加で接点が摩耗してしまいます。
しかし、こちらのメーターは何らかの原因で車速信号ラインがショートし、接点が溶損・固着しておりました。
背面のフレキシブル基板も溶断しておりました。
背面フレキシブル基板も経年劣化により、腐食・不活性物の付着がある場合がありますので、洗浄致します。
リードスイッチを新品に交換し、溶断した箇所はポリウレタン銅線で復元致しました。
O/Hとして、タコメーターのコンデンサ交換、各部注油を行い、パネルを洗浄研磨して完成です。
車両に取り付けいただき、無事に正常動作するようになったとのことです。
この度はご依頼ありがとうございました。