今回はダットサントラック D22 前期型のメーター修理です。
こちらのメーターも故障が定番化してしまっております。
ただし、注意が必要なのは、だましだまし使用を続けていたり、自分で修正を試みた場合、ODOのデータが飛んでしまう個体を確認しておおります。
もちろん、突然そのような状態になってしまうこともありますが、上記状態ではリスクが上がるようです。
こちらのメーターはスピードメーター部に、全体を制御する基板が搭載されております。
取り外した基板の半田面には全体的に不良箇所が見られました。
このようにきれいに修正を行っていきます。
すべての端子を修正し、最後にコーティングを施します。
コーティングができたら、液晶やメータームーブメントを取り付けします。
動作試験中ですが、ODOの表示がおかしいのが分かるでしょうか?
トリップとODOが同時に点灯しており、さらに距離表示も実際とは異なりますし、ODO表示に点があるのもおかしいです。
このほかに、000000kmの表示や999999kmの表示になることが多いです。
ODOが999999km表示になっていた別個体。
こちらのメーターのODOデータは解析済みですので、データを修正し、現在距離を表示するように修正致しました。
表面パネルもきれいにして、動作試験でも正常が確認できましたので、納品させていただきました。
この度はご依頼ありがとうございました。