今回はホンダ プレリュードのサブコンビネーションメーターの修理をご依頼いただきました。
警告灯類と燃料計、水温計、時計の表示があります。
こちらのお車はスピードメーター側の不具合も多いようですが、こちらも不具合は多いようです。
症状はVFD(蛍光表示管)が全く点灯しないとのこと。
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内部を確認すると、まず目に飛び込んでくるのは、半田不良。
ここまで見事なクラックはなかなかお目にかかれません。
他にも怪しいところがあるため、半田修正は必須です。
水温・燃料計部は診断の為にVFDを取り外します。
こちらも良くある、電解コンデンサの液漏れです。
電解コンデンサは消耗品ですので、全数交換が必要です。
漏れのあるコンデンサだけを交換してはいけません。
さらに点検を進めると、直接的な原因は故障している部品が有りました。
半田不良、コンデンサ液漏れ、部品の故障と、不具合の見本市のようです。
故障した部品を交換し、半田を修正、コンデンサをすべて交換して正常に点灯するようになりました。
どれかを省略すると、一時的な対処にしかなりません。
故障した部品も、対策を施し、純正より耐久性を向上させてあります。
おそらく、同じ箇所が故障することはまず無いでしょう。
時計と合わせて点灯している姿は気持ちがいいものです。
ダッシュボードからユーザー様にしっかり情報を伝えてくれることでしょう。
この度はご依頼ありがとうございました。