今回は S14 シルビア のタコメーターがぴょんぴょんはねるように動くという症状の修理です。
車両はQ'sですが、メーターはK'sに交換されているようだとのことでした。
メーターを分解し、点検を進めていきます。
タコメーターとスピードメーターにはそれぞれ基板が取り付けされています。
タコメーター基板の背面です。
コーティングが施されていますが・・・
原因はハンダのクラックのようです。
経年も考えられますが、車種的に振動が大きく、このような症状が起こりやすいと思われます。
しっかり修理しないと、何度でも再発する恐れがります。
こちらがスピードメーターの基板です。
同様にハンダの状態は良くありません。
おそらく、スピードメーターが動かないという症状の車両も多いのではないでしょうか。
こちらも合わせて修正を行います。
修正が終わり、再度コーティングを施した基板。
しっかり艶のある状態になり、フィレットもきれいに形成できております。
こういったしっかりした修正が耐久性を向上させます。
スピードメーター側の基板も同様に修正、コーティングしてあります。
このほか、消耗品の電解コンデンサも全数同時に交換してあります。
最後に、パネル・ケース等をクリーニングし、組み上げます。
動作試験を行い、正常に動作することを確認して、納品させていただきました。
この度はご依頼ありがとうございました。