今回は マークⅡ GX71 のECUの修理のご依頼を頂きました。
点火不良により入庫、デスビの交換等で改善が見られたが、時々エンジンストールを起こしてしまうとのこと。
予備のECUがあった為、そちらに交換すると症状は出なくなるとのことでした。
内部を確認していきます。
サブ基板が搭載され、IC関係の不良の場合は修理が難しいかもしれません。
点検を進めていくと、経年劣化で半田のクラックが散見されました。
回路を確認し、点火系である事が分かりましたので、原因と思われます。
半田は状態が悪いため、全数修正を行います。
しっかりとした修正の為に、サブ基板を取り外し、基板を洗浄、コーティングを除去します。
半田の修正が終了致しました。
非常に綺麗な状態になりました。
純正の半田は若干量が少なくフィレットの形状が不十分でしたので、耐久性は向上しているはずです。
画像はコーティングも再施工してあります。
半田修正後はしっかりとコーティングを再施工し、外した基板を再度取付します。
電解コンデンサも消耗品ですので、全数交換致しました。
ご返送後、正常に動作したとのことです。
この度はご依頼ありがとうございました。